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ルイ・ヴィトン (LOUIS VUITTON)

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ルイ・ヴィトン (LOUIS VUITTON) の歴史と特徴

ラグジュアリーブランドとして不動の人気を築いているルイ・ヴィトン。ブランドとしての歴史は1854年に同氏が世界で初めての旅行鞄専門店をフランス・パリ市に創業したことに端を発する。1867年のパリ万博でメダルを受賞し、一躍、各国の王族からトランクの受注を受けるようになり、その名を広めた。ルイが亡くなる1892年にはハンドバッグも展開するようになり、その後は息子であるジョルジュ・ヴィトンが「ダミエ」や「モノグラム」を発表し、現在まで続く快進撃の礎を築くことになる。

 腕時計の製造に本格参入したのは1987年にモエ・ヘネシーと共に「LVMH(ルイ・ヴィトン、モエ、ヘネシーの頭文字)グループ」を組織しタグ・ホイヤー等、数々の時計ブランドも傘下に収めながら、スイスの有名時計生産地であるラ・ショー・ド・フォンに自社工場”オルロジェ ルイ・ヴィトン”を設立。そして2002年、満を持してヴィトン初の「タンブール」ウォッチを発売した。特徴的なドラム型ケースの周囲には”LOUIS VUITTON”の文字が刻まれ、裏蓋にもモノグラム柄を配し、往年のヴィトンファンをも感心させる名作となった。当初のムーブメントには、同グループ傘下・ゼニス社の名機「エル・プリメロ」を搭載していたが、2009年には自社ムーブメントも開発しマニュファクチュール化を達成。現在ではミニッツリピーターやトゥールビヨン等の複雑機構を搭載したハイスペックモデルもリリースするなど、時計の分野においても僅か十数年で飛躍的な発展を遂げている。