起源は1845年、フェルディナント・アドルフ・ランゲがグラスヒュッテに工房を創設し、スポーツウォッチからコンプリケーションまで幅広く製造。もともとは国営企業“グラスヒュッテ・ウーレンベトリーブ”で、それが東西ドイツ統合によって民営化されたのが、同ブランドである。1994年以降は原点回帰し、ムーブメントの部品の大半を自社工房で製作。今ではマニュファクチュールとして広く知られるようになった。
2000年にスウォッチ・グループ加入後も、時計マイスターの手作業を軸とした自社一貫生産体制を継続。「セネター」や「パノマティック・クロノ」といった、現在ブランドを代表するコレクションを立て続けに発表し、2年連続でウォッチ・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、めざましい躍進を遂げた。時計製造者とツール製造者が技術を学ぶ「アルフレッド・ヘルウィグ時計学校」や、「ドイツ時計ミュージアム」の開設を通じて、グラスヒュッテ市の時計産業の遺産を次世代に継承している。同じく東ドイツの国営企業に統合され、ベルリンの壁崩壊とともに復活を果たしたランゲ&ゾーネと共に、ドイツ時計の技術の真髄を現代に伝えている。
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