1948年にボーム&メルシェが発表したクロノグラフから着想した「ケープランド」は、1990年代に登場した、テレメーターとタキメーターを搭載したクロノグラフモデル。クラシックの意匠をモデファイしたデザインと機能性が人気を呼び、時計シーンで一躍人気モデルに名を連ねる存在となった。モデルによって、文字盤の外周にあるテレメータースケールとタキメータースケールの位置が変わるなどの仕様違いはあるものの、この機構はファーストモデル以降長く継承され、フライバック機能が付いたクロノグラフやワールドタイムも追加された。レアモデルとして、アメリカのスポーツカーブランド「シェルビーコブラ」とのコラボレーションした1965本限定モデルが時計ファンの間では有名。30分積算計のスピードメーター風アレンジや、ケースバックに当時のゼッケン16を刻むなど、遊び心あるデザインは今も語り草になっている。
しかし、2017年に「ケープランド」の生産終了がアナウンスされ、約20年に渡る歴史は幕を閉じたが、2018年には、ボーム&メルシェの日本上陸50周年を記念して、日本限定130本、アリゲーターストラップをセットした「ケープランド クロノグラフ」が復活した。
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