現行ボーム&メルシェのスタンダードを成す5本柱の中でも、メインストリームとなるのが、2013年にスタート切った「クリフトン」である。初代モデルは1950年代に製造されたモデルを現代の技術で忠実に再現した「クリフトン 1830」。風防のカーブに合わせてデザインされたドーム形状の文字盤を採用するなど、細部のディテールまでが巧みに表現されている。ムーブメントはラ・ジュウ・ペレ製。90時間のパワーリザーブを備え、卓越した実用性を実現した。時を同じくして、黄金の1950年代に愛用されたタイプピースのトリビュートモデルとして「オートマティック」、「トリプルカレンダー ムーンフェーズ」などをリリース。自社アーカイブの復刻ブームの中で誕生したものではあったが、その完成度は素晴らしく価格も手頃だったこともあり、時計愛好家からは絶賛された。
その後は「クリフトン」に加え、スポーツコレクションをリリースする「クリフトン クラブ」の展開も開始。シリーズからは1964本限定の「クリフトン クラブ シェルビーコブラ」も登場した。2018年にはボーマティックキャリバーを搭載し、パワーリザーブ120時間の「クリフトン ボーマティック」を発表。高性能にして手の届きやすい価格設定は、他ブランドにも衝撃をもたらせた。
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