社会主義国家の影響により1948年に休眠状態に入ったA.ランゲ&ゾーネは、1994年に復興され、記念すべき初のコレクションとしてリリースしたのが、フラッグシップであり世界屈指の高級時計として君臨する「ランゲ1」だ。ドイツ・ドレスデンのオペラハウスにある5分時計がモチーフとなり、時刻表示、スモールセコンド、ビッグデイト、パワーリザーブが完璧なバランスで配置されるオフセンターダイヤルは、視認性と美学を兼備する。部品から自社で生産し、手作業で組み立てていく完全マニュファクチュールから誕生した手巻きムーブメントL901.0。グラスヒュッテ・ストライプが施された4分の3プレートなどグラスヒュッテの技術の粋が引き継がれている。
シリーズとしては、2002年にはムーンフェーズや、42mmサイズの大型ケースを使う「グランド ランゲ1」が有名。初めて自動巻きムーブメントを搭載した「ランゲ1 デイマティック」、「ランゲ1 ムーンフェーズ」ケースサイズを36.8mmに縮小したユニセックスモデル「リトルランゲ1 ムーンフェーズ」も好評を博す。技巧派がしのぎを削るドイツの№1ブランドにふさわしい、伝統技術を凝縮した超絶時計の宝庫といえる。
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