モロッコ・マラケシュのパシャ(太守)、エル・ジャウイ公がプールでも着けられる時計をと発注したのが起源。ラウンドケースにチェーンで繋いだねじ込み式のリューズプロテクター、剣型の針に3・6・9・12のアラビア数字、エレガンスを追求した防水時計が1943年に完成したと言われる。
それから約40年、1985年にバーゼルフェアで発表された市販の初期デザインは現行とほぼ遜色ないほど完成度が高く、ドレッシーでありながら100mの防水性能をもち、独特なインパクトを放った。10周年目の1995年にはオールステンレスの”パシャC”をリリースし、GMT機能も搭載した”メリディアン””パシャC クロノグラフ”等、バリエーションモデルを拡充。2001年にはプラチナベゼルにギョーシェ細工を施したブラックフェイスの”パシャNo950”を発表し、ジュエラーらしい威厳を発揮。2006年には、40.5mmと従来よりサイズアップした”パシャ シータイマー”をリリースし、カボションにはブラックオニキスを使用するなど、当初のエレガントな防水時計というコンセプトを再燃させる。
近年では42mmのパシャや、トゥールビヨンモデルまで誕生するなど、その歴史に彩りを与えている。
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