1992年、ブランド創設と同時に発表されたのが、フランク・ミュラーのアイコンとなったトノウ型のスクエアケースを使った「トノウカーベックス」。フランク・ミュラーが20代の頃、唯一創作したオーダーメイド時計のフォルムをもとに開発。3次曲線によって形成される立体的なフォルムは、どの方向から見ても完璧なバランスのカーブを描く。20世紀のアールデコ様式からインスピレーションしながら、現代のスタイルも見事に取り込まれている。ビザン数字をいっぱいに使ったアバンギャルドな文字盤も大きな特徴となっている。発表直後から「ブレゲの再来」と時計愛好家から絶賛され、不動の地位を築いていった。
その2年後の1994年、1920年代の名作映画に由来するトラベラーズウォッチ「カサブランカ」を発表する。独創的な湾曲を描くケースデザイン。バカンスに適した耐久性と手軽さから、フランク・ミュラーのコレクションでは初めてステンレススチールを採用。夜間の視認性を考慮し、ビザンインデックスには蓄光塗料が施されている。2004年には「カサブランカ」誕生10周年記念として、ビッグフェイス「8880」ケースを採用したモデルもリリースしている。
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