ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼランなど、15~16世紀の大航海時代に世界を切り開いてきた先駆者達へのリスペクトとIWCの技術力が見事に融合した”ポルトギーゼ”。それは、ポルトガル人のロドリゲスとティシェイラという2人の時計商から受けた「マリン・クロノメーターの精度と視認性を備えた腕時計を」という注文がきっかけだった。
1939年当時、懐中時計用として最も薄型のCal.74を使用したためケース直径は41mmもあったようだが、逆にこのビッグフェイスこそが現在までのポルトギーゼのアイデンティティとなっている。しかし、彼らの理想は当時の市場には呼応せず、以後数十年の沈黙を余儀なくされる。
そしてIWC創業から125周年目の1993年、アニバーサリーモデル”ポルトギーゼ ジュブリー”として1000本限定で復活。2000年には、7日間パワーリザーブと同社の伝統であるペラトン式自動巻き機構を搭載した新開発ムーブメントCal.5000で”ポルトギーゼ オートマティック”として完全復活を遂げた。その後、1967年に発売していたセーリングウォッチ”ヨットクラブ”もポルトギーゼのコレクションとして復活(2010年発売)。以降は”グランドコンプリケーション”や”ハンドワインド8デイズ”、”同軸クロノグラフ”の発表と次々に快進撃を続けている。
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