1969年、ホイヤー史に残る金字塔である、世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント”クロマティック キャリバー11”を、これまた世界初のスクエア型防水ケースに搭載した”モナコ”。1971年の映画「栄光のル・マン」において、主役のスティーブ・マックイーンが装着したことで爆発的なヒットとなる事も、ジャック・ホイヤーにとっては織込み済みであったかもしれない。モータースポーツ計時を担当していた同社らしく、サーキット名から命名。以後、約40年に渡りモナコグランプリの歴史と共に進化しながら、記念モデルや復刻モデルも排出している。
特に衝撃的だったのは、2009年のバーゼルワールドで腕時計の概念を超越した”モナコ24”と”モナコV4”を発表。前者は、スケルトン部分から臨むショックアブソーバーが四方からムーブメントを支え、耐衝撃性能を倍に高めるという大胆なコンセプトを提案。後者はベルト駆動によるトランスミッションを用いた、全く新しいメカニズムを開発。両者とも、まるでモータースポーツギアかのような風貌でタグ・ホイヤーの技術力を顕示した。
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