日本国内でも絶大な人気を誇るブライトリング。その歴史は古く、1884年、飛行士をも夢見たレオン・ブライトリングが懐中時計にしかなかったクロノグラフ機構を腕時計に採り入れる、という大命題を掲げてスイスのサンティミエに創業。大空に羽ばたく者達への計器を創り始めた。その30年後には息子のガストン・ブライトリングが、父の意志を受け継ぎ”世界初のクロノグラフウォッチ”を完成させ(1915年)、飛行機が以後の産業の重要なファクターになることを改めて印象づけた。また、竜頭以外のプッシュボタンでSTART/STOPさせる機構も、彼のアイデアによるものである。
そして1934年には、3代目ウィリー・ブライトリングが第二次世界大戦を背景にしながらも、英国空軍をはじめとする各国の空軍や航空機メーカーと提携。リセットボタンも考案し、一族3代で現在のクロノグラフウォッチの原型を築いた功績は大きい。また、回転計算尺付き「クロノマット」やフライト・コンピューター(航空用計算盤)に変更した「ナビタイマー」など、現在でも人気のモデルを次々に排出し、パイロットのためのブライトリングというイメージを不動のものとした。
近年では、全モデルをスイスクロノメーター検定協会(C.O.S.C)認定のクロノメーター化に踏み切り、2003年には徹底した管理のもと、精密なクロノメーターを生産するファクトリー「ブライトリング・クロノメトリー」も建設。「プロのための計器創り」を標榜するそのブランドに、妥協という文字は無い。
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